宵の宝石


 その日、森は静かに宴が開かれようとしていた。

 精霊たちがささやきあう。
「ねぇ、開いた?」
「まだまだ! もうちょっと」
「はやくはやく」
「何年ぶりかしら」
「もう百年は見てなかったね」
 楽しそうに嬉しそうに、笑い踊る。
 人がいれば、驚きで目を回していただろう。だが、残念ながらここは人が入ることを許されない秘密の森。

 この森の奥深く、精霊たちの生まれる泉に大きな繭がある。草花でできた、不思議な繭。その繭は数年に一度、中にあるという精霊たちの母である『宝石』を生み出す。
 宝石からは新たな精霊が生まれ、森に新たな植物を芽吹かせる。その繰り返し。けれど、ここ百年は一度も繭は開かず、精霊もずいぶん減ってしまった。
 ようやく新たな命が生まれる日が来たのだ。精霊だけでなく、森に生きる生命全てが繭の元へ集い、祝福の宴を開こうとしていた。

 太陽が傾き、地平へ沈む宵の刻。
 繭から眩い光が放たれる。

「わぁ!」
「いよいよね」
「生まれておいで、私たちの新しい仲間!」

 森の住民たちの願いを受け、新たな宝石が生まれた。
悠人さんへ。ちょっと短いですけどこんなもんですよ!(←
サイトや小説、イラストなどから受ける印象で書きました。でもなんだろう……ちょっと物足りない感が。
ともかく、こんなんですがよかったらいかがでしょうかー? 返品オッケーです(汗